事業融資の返済シミュレーション|プロパー融資と制度融資を比較

事業融資を検討するとき、金利の数字だけを見て「制度融資のほうが金利が低いから得だ」と判断してしまうと、 実際の負担を見誤ることがあります。制度融資には信用保証協会への保証料が別途かかるため、 金利が低くても総コストではプロパー融資とあまり変わらない、というケースも珍しくありません。

この記事では、プロパー融資と制度融資それぞれの毎月の返済額と総コストをシミュレーションで比較しながら、 事業融資を選ぶときに確認しておきたいポイントを解説します。

プロパー融資と制度融資を比較してみる

借入希望額・返済期間・それぞれの年利・信用保証料率を入力すると、 毎月の返済額と、保証料を含めた総コストの概算を比較できます。

プロパー融資 vs 制度融資 比較シミュレーション

同じ借入額・返済期間でも、保証料の有無によって総コストがどれだけ変わるかを比較できます。

プロパー融資と制度融資の違い

プロパー融資 制度融資(信用保証協会)
保証 銀行が自社の判断だけで貸し付け 信用保証協会が保証人の役割を果たす
金利の傾向 比較的低い プロパー融資よりやや低いことが多い
別途コスト 基本的になし 信用保証料が別途かかる
審査 決算内容・実績を重視した厳しめの審査 保証協会の保証により実績が浅くても通りやすい

制度融資の信用保証料は、借入額と保証期間に応じた保証料率をもとに計算され、 多くの場合、借入時に一括で前払いするか、金利に上乗せする形で分割して支払います。 保証料率は事業者の信用度によって変わるため、上のシミュレーションはあくまで概算の目安として使ってください。

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プロパー融資・制度融資以外の選択肢もあわせて確認したい場合は 資金調達方法の選び方 をご覧ください。

金利だけで判断するとミスマッチが起きる理由

制度融資は金利だけ見ればプロパー融資より有利に見えることがありますが、 信用保証料を加えた総コストで比較すると、差が縮まったり、逆転したりすることもあります。 特に保証期間が長い場合や保証料率が高めに設定された場合は、 総コストへの影響が無視できない金額になります。

一方で、プロパー融資は保証料がかからない代わりに、決算内容や事業実績に基づく審査が厳しくなるため、 「そもそもプロパー融資の審査に通るかどうか」という前提条件も含めて検討する必要があります。 実績がまだ浅い場合は、金利差よりも「借りられるかどうか」を優先して制度融資を選ぶ判断も現実的です。

複数の融資を組み合わせる場合の返済管理

プロパー融資と制度融資を両方利用している場合や、既存の借入に新しい融資を追加する場合は、 それぞれの返済額を合計した「毎月の返済負担の総額」を把握しておくことが重要です。 個別の融資ごとに試算するだけでなく、複数の借入をまとめて管理できるツールを使うと、 資金繰り全体への影響を確認しやすくなります。

ローンシミュレーター

借入額・金利・返済期間を入力するだけで、毎月の返済額と返済スケジュールを試算できる無料ツールです。 申し込む前に、資金繰りにどれだけの負担がかかるかを具体的に確認できます。

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ローンシミュレーターの画面イメージ

まとめ

事業融資を選ぶときは、金利の数字だけでなく、信用保証料を含めた総コストで比較することが重要です。 プロパー融資は保証料がかからない分審査が厳しく、制度融資は保証料がかかる分審査を通しやすいという トレードオフを理解したうえで、自社の実績や状況に合った選択をしましょう。 複数の融資を組み合わせる場合は、返済スケジュール全体を一度に確認できるツールの活用もおすすめです。

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